色の混ぜ合わせ方で模様を作る

無事に肌色を作れた私たちが、次に進むのは人形の服です。最初にほんのりピンクとすっきりした水色の二通りから選べるのですが、私はピンク模様を選択しました。早速捏ねようとした私たちに、先生からストップの声がかかりました。
先ほど肌色を作るために捏ねていた私たちの手には、肌色の粘土がついてしまっているからです。よく手を洗い、さらに指先は用意していただいた濡れタオルで入念に拭き取ります。粘土の粒子は細かいので、指紋の溝に前に使っていた粘土が埋まっていることが多いのだそうです。使わない白い粘土があれば、その粘土に指を押し付けて不要な色をとってしまうのが、一番効果的なのだそうです。
すっかりきれいな手になった私たちは、それぞれの色を混ぜ合わせました。ピンクを選んだ私の手には、白と薄いピンクと濃いピンクの三色の粘土があります。友人は水色を選んだので、白と薄い水色と濃い目の青の三色でした。それぞれの色を伸ばし、先ほど教えていただいた通り、折ってはねじりで色をよく混ぜ合わせようとした私たちに、先生のワンポイントアドバイスが加えられました。
見本の人形の服を見て見ると、先ほどの肌色のように均一な色ではなく、水に絵の具をたらしたようにゆらゆらと揺れるマーブル模様になっていました。このように粘土で模様を作るには、しっかりと混ぜ合わせてしまってはいけないそうです。色をしっかりねじっておいてから、あまり混ぜすぎないようにしてワンピースの元となる三角錐型にまとめると良いのだそうです。
なるほどと思い、私はすでに少し混ぜすぎたような感じもありましたが、自分の好みの色目になったあたりで捏ねる手を止め、服の形にまとめました。このマーブル模様は、一番簡単な模様で、初心者でも味のある服が作れるとのことでした。今回は作りませんでしたが、先生に見せていただいたお手本では、上級者コースで作る、トンボ玉のような水玉模様の服や、シロツメクサのように途中から色の変わる切込みを入れた丸い髪飾りなども見せていただきました。
いろいろな作り方を組み合わせると、人形も生き生きしてくるようだと思いました。